おおい町の食材が「dancyu祭2025」で脚光を浴びました!

4月13日(日)、西新宿で開催された「dancyu祭2025」にて、元公邸料理人の工藤英良シェフが「食の外交官『公邸料理人』が公邸で振る舞ったおもてなしの一皿」として、おおい町の食材を使用した特別メニューを披露しました。

世界各国の大使館で活躍し"食の外交官"とも称される工藤シェフが、実際に公邸会食で振る舞い、大使や各国ゲストから好評を博した「甘鯛の若狭焼き」を特別に再現。元・公邸料理人自らがもてなす「私のひと皿」として提供された一皿は、多くの来場者から絶賛を浴びる貴重な機会となりました。

おおい町の食材が集結!工藤シェフの若狭焼きが大好評

今回、工藤シェフが提供したのは「甘鯛の若狭焼き」(1,200円・13日限定)。うろこのパリパリ、サクサク食感とふわりと焼き上がった甘鯛の身とのコントラストが絶妙な一品です。

この料理に使用されたのが、おおい町の誇る特産品「若狭ぐじ(甘鯛)」。

おおい町の漁師 子末哲也(こすえてつや)さんが船上で丁寧に神経締めした最高級の若狭ぐじが使われました。さらに、おおい町の梅加工グループ「うめっぽ」の古池さんが手掛ける梅ペーストをソースに、付け合わせにも おおい町の長井しいたけ組合・藤田さんの「マイクロフンギ」というしいたけを使用。


まさにおおい町の食材オールスターで臨んだ一皿となりました!

「食の外交官」公邸料理人について

公邸料理人とは、世界約230ヶ所ある日本国大使館や総領事館、国際連合などの在外公館で料理人として会食を取り仕切る重要な役割を担う方々です。料理を通して日本の外交活動に携わることから"食の外交官"とも称される仕事です。

工藤シェフは、カナダ・中国・フランスの3ヶ国で1,200以上もの公邸会食を手掛けてきました。「なだ万」帝国ホテル店勤務などを経て公邸料理人となり、帰国後は株式会社EIRYO代表取締役として、プライベートサロン運営、出張料理人、プライベートジェットの機内食製作、地域創生活動、講演など、公邸料理人時代に得た料理やもてなしの叡智を伝えることに情熱を注いでいます。

工藤流・若狭焼きが生まれた背景

「甘鯛の若狭焼き」は工藤シェフの創意工夫から生まれた特別な一品です。日本料理の焼き物技法「若狭焼き」に欠かせない炭火が、海外の大使公邸では安全上禁じられていたため、工藤シェフはフレンチのポワレの技法を融合させ、フライパンを使ってじっくり火入れする揚げ焼きスタイルの新たな若狭焼きを考案しました。

和のもてなしを海外で続けてきた工藤シェフならではの工夫が詰まったこの一皿は、各国ゲストには「うろこのパリパリ、サクサクがおいしい」と絶賛され、日本料理の魅力を伝える架け橋となりました。

dancyu祭での大成功!工藤シェフからのメッセージ

dancyu祭では、若狭ぐじ70尾を活用した400食の提供に挑戦し、大成功を収めました。

工藤シェフからは、「おおい町の食材オールスターで臨ませていただきました。生産者の皆さん、そして彼らと引き合わせてくださった関係者の皆さんに感謝です」と、おおい町の食材への感謝の気持ちも述べられています。

おおい町の食材の魅力が全国へ

今回のdancyu祭でのメニュー提供を通じて、おおい町の「若狭ぐじ」「梅」「しいたけ」といった食材の魅力が、多くの方々に伝わる貴重な機会となりました。工藤シェフのような一流の料理人に認められる食材が育つおおい町の豊かな自然環境と、それを守り育てる生産者の方々の情熱が結実した瞬間でした。

今後も、おおい町の誇る食材の魅力を全国、そして世界へ発信していきたいと思います。